その1:1〜4日目:「ブエノス・アイレスからウスアイアへ」
その2:5〜7日目:「ペリト・モレノ氷河」
その3:8〜10日目:「イグアスの滝!」
その4:11〜13日目:「ウルグアイはコロニア、そして帰国」
その5:その他の写真

氷は南極で十分見たのですが、ペリト・モレノ氷河は別格という事だったので見に行きました。それにしても、パタゴニア地方は交通の便が悪いです。本当はバルデス半島に行こうかと思っていたのですが、時間がかかりそうだし南極でペンギンとアザラシは十分見たのでやめにしました。

5日目 (1月8日)

朝起きると船は既にウスアイアの港に停泊している。しかし、一度出国しているために船が通関するまで下船することは出来ない。パスポートは預けてあるので手続きは朝食の間に済ましてくれる。8時頃ようやく下船。中村さん、市川さん達は国立公園に行くらしいのでRedonda島をお勧めしておく。私はPuelto Williamsへ行くべくいろいろ調べるが、どこももうやっていないと言われる。扱っていた旅行会社もチリ側から出る2日間のツアーだけとの事。どうも行けなそうだし早起きで眠いので宿で少し寝る。その後、ネットカフェへ。船のクルーが大勢来ている。彼らは今日の午後、再び出航。
昼食後、蒸気機関車「世界の果て号」に乗ってみることにする。駅までのバス停で待っていると「今回は乗客が2人だけだからバスは出さない」と言われる。そんな・・・。同じく駅までのバスを待っていたアルゼンチン人の女の子セシリアとタクシーをシェアして駅へ。世界の果て号は滝やヤマナ族の住居レプリカなどで停車しながら約1時間かけて終点へ。帰りはどこにも止まらずに30分程度で同じルートを戻る。これで$25はちょっと高いかな。帰ってきてからウスアイアの町をウロウロしていると中村さん、市川さん達に再会。彼らと一緒に私の泊まっているホステルでお茶。その後、みんなで食事しに行く。久々の陸ということもあってかみんなすごい食欲。かなりの量をたいらげ、ワインも1本半空けてしまう。彼らともこれでお別れ。みんな、すっごくいい人達だっただけに別れが辛い。市川さん達は私や中村さんがいて「2人の新婚旅行」っていう感じがしなかったかな?日本でもまた会えるといいのだが・・・。

ティエラ・デル・フエゴ国立公園の景色。

蒸気機関車「世界の果て号」。

6日目 (1月9日)

朝、少し散歩したりメールしたりしてから空港へ。12:15発のカラファテ行きに乗る。隣はなんと日本人。チリで青年海外協力隊をやっていたというようこさん。チリの話や協力隊の話を聞かせてもらう。彼女はもちろんスペイン語もばっちり。翌日ペリト・モレノ氷河に行くようなので一緒に行くことにする。宿を決めてペリト・モレノ氷河の上を歩くツアーをアレンジ($85)。アルゼンチンは金の減りが早い・・・。次に明後日のブエノス・アイレス行きチケットを買う。こちらは$188。カラファテからブエノス・アイレスまでの便がない日だったのでバスでリオ・ガジュゴスまで行かなければならない。夕食はようこさんとピザを食べる。

7日目 (1月10日)

朝から宿にバスが迎えに来る。そのままペリト・モレノ氷河の近くにある船着き場まで1時間半。そして、そこから氷河の上を歩くために船で湖の対岸に渡る。氷河の説明を少し受けたあと、いよいよ氷河の上へ。カギ爪のある変な装置を靴につける。これがあると氷河の上も滑らず普通に歩ける。巨大な力によって様々な形に変形した氷はモダン・アートのオブジェのよう。氷河の上を2時間ほど散策。途中、氷河の氷でウィスキーを飲ませてくれたりする。氷河の上は意外と上下が激しく、2時間も歩くとかなり疲れる。氷河歩きの次は氷河前の展望台へ。迫り来る氷河はなかなかの迫力。展望台からの見物は1時間と短時間だったが、その割には運良く大きめの崩落も見ることができる。
本日は宿を安めのホステルに変更。ところが、狙っていた所が満員。疲れていて動くのが面倒だったので「床でもどこでもいいから」とお願いすると本当に床に泊めてくれる。しかも無料。他にも6人ほど床に泊まっている人達がいる。他の人達はみな寝袋を持っているが、寝袋無しの私には夜の冷え込みが辛い。

ペリト・モレノ氷河の上を歩く。足には鉤爪。

青い氷河の氷。写真で見るよりも本物はもっと青いです。

氷河の氷でウィスキーを飲む。

ペリト・モレノ氷河。展望バルコニーから。


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南アメリカ

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