40 スコット・マレン/Kenneth Scott Mullen
04/11/06 解雇決定
俳優?ニンジャ?



<プロフィール>
 投手 28歳 左投右打 188センチ、88キロ
 04年の年俸は40万ドル(約4400万円)プラス出来高払い。
 妻ジェニファー・3人の娘


<成績>
(制作中)
 球団公式HPのマイナーを含めた成績一覧


<リンク>
 球団公式HPのマイナーを含めた成績一覧スポニチ/ESPN/yahoo/sports-wired



<04年のスコット・マレン>
 オープン戦では解説者もノーマーク(というか辛口評価)。週刊ベースボールの新外国人紹介でも最低のCランク評価。
 そんな前評判を覆し、4月は大活躍。持ち前のゴロを打たせるピッチングでゲッツーの山を築き、勝ち星こそ伸びなかったが、防御率は一時はリーグ一位に立った。4月の被本塁打はわずか1本。
 5月もそこそこ投げてはいたが、味方の援護がなかったり後続が打たれたりで1勝もできなかった。マレン自身も肝心なところで打たれることが多く、「勝ち運がないのでは」とささやかれるようになった。
 夏場に入るとエンジンがかかったか、球速がup。前評判どおり140キロ台中盤の速球を投げるようになった。しかしあいかわらず勝ち星は延びない。そのままシーズン終了。
 年間を通しローテーションを守ったことは評価できるが、7勝10敗では物足りなさが残った。11月6日、安定感に欠けることを理由に解雇決定。
 


<03年までのスコット・マレン>
 メジャー通算75試合4勝5敗4.66。02年にロイヤルズで44試合4勝5敗3.15の好成績
 02年オフに左肩を手術。
 03年序盤は手術の影響で3A出場にとどまった。3Aでは27試合 9勝 5敗 3.90 110.2回 73三振 36四死球
 03年終盤にメジャー復帰。3試合に登板。0勝0敗13.50。
 03年から先発に挑戦しており、メジャーでも一試合先発。
 03年シーズン終了後もウィンターリーグ(MEXICAN PACIFIC LEAGUE)のCULIACANでプレー。
 10月末にノーヒット・ノーランを達成するなど活躍。
 成績は4勝1敗 1.83 44回 37安打 15四死球 25三振
 マリナーズ・イチローとも対戦している。「4、5回対戦して内野安打1本かな」



<ピッチング>
「自分はパワーピッチャーではないのでね。ディフェンスを信頼して打たせてとる。That's my game!!(それがボクの野球さ!)」(4/7初勝利のヒーローインタビューより)
 典型的なグラウンドボール・ピッチャー。球持ちのよい変則気味のフォームで、カットボールやチェンジアップを駆使してとにかく内野ゴロを打たせる。
 奪三振は少ないが、ツボにはまれば相手チームにほとんど安打を打たせない。メキシカンリーグではノーヒットノーランを達成。
 球速は130km/h台後半。MAX142km/hといったところ。「マレンは球がカットボール気味に来る。初速と終速の差があまりないようだ。」(阪神・金森コーチ)
 変化球はスライダー・カットボール・チェンジアップ。100キロ台のカーブも時折投げる。
 コントロールはさほど良くはなく、突然四球を出す。

(以下、事前の評判)
 「(03年)6月の調査で140キロ前半だった直球も、ここにきて147キロが出るようになってきている。年齢も若く、まだ伸びる可能性もある」(球団関係者)
 笹川部長「フィールディングを含めたセンスもいい。日本向きだと思う」「球威があって球持ちもいい」「カーブとカットボールがいい。」
 小谷投手コーチ「これといった特徴のない投手」(04春キャンプブルペンにて。首脳陣のマレンに対する評価は低かった)

<その他>
・ めずらしい左投げ右打ち。
・父は軍関係?3歳まで沖縄で育ったとの報道があったが、真偽不明。12歳から二年間、山口・岩国で過ごした。
・日本食で一番の好物は、焼きそばではなく焼き鳥。
 次が焼きそば。「あのしょうゆ(ソースじゃないの?)のにおいがたまらない。アメリカでも週に1度、日本料理店で食べていた。」
・趣味は釣り。オフに自家用のボートを操り、幅4〜500メートルの川で、ニジマスやエビを釣って楽しんでいる。 「釣りはボートを売っているオヤジさんの影響を受けた。家は釣った魚の写真だらけ。そのオヤジさんの娘をもらったのがオレで、自分も“釣りバカ家族”の一員になった。野球選手でなかったら、船頭になっていたかもね」
・「オレ、野球を始めた9歳から高校までずっと捕手だったんだ」
・来日に際して、元巨人のメイや木田から情報収集。
・ゴルフも結構うまい。スコア83というのがあった。
・試合中は噛みタバコを噛んでいる。




戻る