山形浩生 勝手に 新教養主義宣言

プロローグ
 心ときめくミームたちをもとめて

1.人間、情報、メディアを考える
 情報処理で世界は変わるか?
 生物としての限界を越えた自由を夢見て(cut1999/4)
  メディアは人間の気遣い能力を破壊する(cut1997/2)
  アゾット/亜素州をめぐる幻想と現実(cut1999/3)

2.ネットワークと経済を考える
 消費税を7%に上げよう!(ケイザイ2.0第1回)
 メディアと怪談とインターネット(別冊宝島「怖い話の本」1996)
 ネットで国家を民営化する試み(ワイアード1996/2、3)
 投資でよりよい人生を!(cut1998/6)
 日本の夜明けは遠いかも(cut1999/5)

3.ぼくたちの文化のあり方を考える
 フリー翻訳マニュフェスト(杉田玄白口上)
 日本文化のローカル性を超えるために(青空文庫はしょぼい)
 手っ取り早い結論は諸悪の根源である(cut1998/12)
 人間が滅亡せずにすむ道はあったか?(cut1999/1)
 好奇心の火を絶やさないためにできること(1999/2)

4.平和・人権・民主主義 − 社会システムを考える
 平和の危険性と戦争の効用(アイアンマウンテン報告訳者あとがき)
 権利はただのお約束にすぎない(ワイアード1997/4)
 選挙権を売ろう!(cut1995/6)
 あなたに巣くう民主主義の断末魔(cut1995/8)

5.おもしろさの秘密について考える
 セックスは消滅するか?(トーキングヘッズ1994)
 おもしろさを伝えることのむずかしさについて(cut1998/8)
 無関心の王者ウィリアム・バロウズ追悼(ユリイカ1997/9)
 血と精液で塗りたくられた物語(wombat2号1992/8)
 逃避としての神学と「救い」(死の迷路あとがき)
 十三の物語と十三の墓碑銘(cut1994/10)
 トマス・ピンチョン東京行(トーキングヘッズ1993/12)
 まだ見えない「平坦な戦場」としての日常(cut1996/2)
 ニヒリズムと孤独と「もう一つの道」(cut1994/4)

エピローグ
 21世紀に託す絶望と希望(ワイアード1998/8)

あとがき

著者インタビュー