981207_1
自治体WEBについて。

役所の仕事にありがちなのだが、目的と手段が噛み合っていないことが間々ある。
例えば、保健センターの週間行事予定をWEBにのせる。利用者に知らせることが目的なのだろうが、肝心の利用者のうち一体どれだけがWEBを見ているというのか。
青少年健全育成標語の看板を街頭に立てるのと同質の、効果についての無感覚さ。
(アメリカの一部、例えばカリフォルニア州デイビス市などなら、WEB利用の市民が過半数だからこれは有効な手段になる。)

観光、レクリエーションのスポットを外部の人に紹介しようというものは、これに比べれば狙いはいい。
問題は、そのページに外部の人が辿り着く工夫をしているかどうか。
例えば釣り場なら、検索エンジンで調べた時釣り関係のキーワードでヒットするか。あるいは、釣り関連の人気サイトからリンクが張られているか。
前者は登録すればいいのだから誰でもできるが、後者は大変だ。人気サイトを見つけなくてはならないし、そこからリンクを張ってもらうにはこちらも中身がなくてはならない。
でも、今後ますます重要になるのが後者。検索エンジンでは何百、何千とヒットしてしまい、自分のサイトに来てもらえる確率など実に低いのだから。

この辺のことまで考えないと、ただWEBを作っただけになってしまう。
わが町出身者が郷里を懐かしみ、知り合いに自分の郷里を紹介することができる、目的をそこに絞るなら町勢要覧と広報をそのまま載せれば足りますが。

 

zz