981122_1
食べ物と身体についての断片。

大学教養課程必修科目の哲学概論1時間目に末木剛博教授がした話。
非常に長いうどんを食べていると仮定する。先端は既に消化吸収され栄養分は血液の中に溶け込んでいる。一方末端はまだどんぶりの中にある。
この時、自分とは一体どこまでなのか。
血液は自分の一部だとすると、消化されかかっているうどんはどうなのか。食道中のうどんはどうか。体外のうどんも自分の延長だと考えることもできるのか。どんぶりはどうか。

中学のとき、英語、国語担当のユニークな女の先生がいた。その先生の話。
食べ物を箸でとって自分の口の前に持っていくと自然に口が開く。それが嫌でしばらくご飯が食べられなかった。

初期の赤ん坊は、自分の指をしゃぶっている時、おっぱいが出てくると思っているのかもしれない。自他の境界はまだ不分明なのだから。
裏返せば、口にとっては似たような感触でも、おっぱいが出てくるものと出てこないものがあるということを知ることが、赤ん坊が自他の区別を身につける一過程なのではないか。

981122_2
どうも少し酒に強くなった気がする。

以前と同程度の飲み過ぎレベルでも、翌朝けっこうちゃんとしている。
やたら機会が多いから体が慣れた、ということなのだろう、たぶん。
もう一つ考えられるのは、毎日飲んでいるサントリーのセサミン。あれが効いているのかもしれない。広告の手伝いになってしまうが。