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朝4時前に目が覚める。自分の呼吸の音が聞こえる。

呼吸法がどのようにして心身の健康に結びつくのか、仕組みはよく知らない。
それでも、呼吸が注目されたこと自体は、素直に納得がいく。

外から何かがはいってき、内から何かが出ていく。
同じリズムで、静かに、繰り返される。生きている間中ずっと。
体調が悪い時には、リズムが乱れる。
無理矢理呼吸を止められれば、死んでしまう。

科学が空気の成分について明らかにする遥か以前から、呼吸は生きることそのものと結びつけて理解されたのだろう。
息は生きである。

自分の呼吸に意識を集中し、何も考えず、ただ吸い、吐いているだけで、気持ちが落ちついてくる。
自分が外の世界とつながっているものであることが、直感される。