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電車の中で、女子大生3人のにぎやかな会話。買い物の話、変なクラスメイトのことなど他愛ない内容。同じようなことを3人で言い合っている。また、「・・・でー。」「・・・だからー。」など語尾がやたらに伸びる。これらを圧縮すれば会話の時間は3分の1程度ですむのではなかろうか。
と考えたところで気がついた。そもそも彼女たちの会話の目的は、情報を得るなんてことではないのだ。会話すること自体を楽しんでいる。会話遊び。
よく子供は親の言うことをまねして遊ぶ。(「まねするな!」と言えば「まねするな!」とまねする。)その類に近いものがある。
もう一つは人間関係の判断。A子は自分に対して好意的なのか否か。言葉の調子でそれを探る。だから、語尾のような、様相の部分が重視される。様相会話といってもいいくらいだ。