2004年企画「大阪の境を歩く」2

第9回 布施



■ 2/21(土)

先21日は穏やかな陽気のウォッチングでした。

ふつう国境というのは山だったり大きな川だったりするけれども、
ご存知のとおり摂津と河内のそれはそおいうのではなくて、さし
て広くもない大阪平野の只中を縦断しています。摂津国の領域は、
特に大川以南はポリティカルな線引きの産物なのでしょう。

その摂津と河内の境はとある道で。よたよたと曲がったとりわけ
細い道が残っているところに旧国境の説明板が立てられていまし
た。行く道の前後左右には微妙な高低があって、大昔の堤が国境
と定められたことの名残のようですが、永年の曲折のせいか、必
ずしも道と微高地は一致しないようです。

今回の起点は地下鉄中央線の深江橋。町工場から流れる適度(?)の
汚染空気を浴び、装飾建材業者のショウルームというホワイトハ
ウスそっくりの建物に遭遇、古来菅笠作りで名を馳せた土地の祖
神が奉祀されているという深江稲荷、揚げ物屋同然の布施の商店
街のケンチキ、クルクルの元祖元禄寿司本店、かつての映画館と
思しい片流れ屋根の建物、表札を見ると寺だという長屋の一軒が
あり、キャンバスアーケードの商店街を抜けて、実は米を搗く装
置だったという道端の石造物、おっさんが道端でたこ焼きを突つ
いていると思ったら駐車場脇にたこ焼きブースがあったり、かと
思えば散髪屋も店の窓べりを改造してたこを焼いていたり、そん
なこんなのウォッチングでした(順不同かも)。終点は地下鉄千
日前線の北巽。

行程の中盤、フラットな土地に狭い道がどこまでも広がるような
一帯がけっこうお気に入りです。高層建築のない区画整理された
密集住宅地(ややこしい)にノスタルジックな何かが刺激される
ような気がします。

仕上げは残りのメンバーでお好み焼き屋へ。
天気の良かったその日、プーミョン君も自転車で町を流していた
のだろうかと想いつつ、生野の路地を西へ辿って環状線を目指し
ました。

参加者
 柏原、川内、壷田、三原、鷲原、 佐久間さん、
 +1名(ビジター女性の方お名前失念申し訳ない!)  計7名


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編集・発行:大阪都市文化研究会事務局