2003年企画「大阪の境を歩く」

第4回 大阪湾岸バス&クルージング



■  6/21(土)「大阪湾岸バス&クルージング−」

 まず、午後2時にJR桜島駅に集合。日射しが強い。顔ぶれは澤居のほか、
壺田さん、よしみさん、山田さん、柏原さん。全員、バス地下鉄の乗り放題の
1日乗車券を持ち、気合いがはいっています。
 柏原さんの提案で、今日の案内係はいんじゃんで負けた者が担当ということ
になり悪い予感(?)があたり、いんじゃんに弱いワタクシがチーでグーに負
けて引率者にえらばれました。

 嘉さんが詳細な市バスのパンフレットを持参されていて、それをみなでのぞ
き込みながらのウォッチングとなりました。まず駅前のバス停からいちばん早
く来たバスにのり、舞洲をめざしました。
舞洲へ渡る橋は人も通れるのですが、今回渡るときも、だれひとりとして歩い
ていませんでした。
ぼくは2度自転車で渡ったことがあります。風が強くて少したいへんです。

 舞洲にはいりすぐに、あの有名な、遊園地風なデザインのゴミ処理場が見え
ました。さらに野球場らしい建物の前を通り、舞洲のいちばん奥の舞洲スポー
ツアイランドで下車しました。

 帰りのバスがくるまでの30分間に「見晴らしの丘」に登りました。犬をつ
れた家族づれ一組、カップル一組がいてきついめの太陽のしたでひなたぼっこ
をしていました。頂上の四方に眺望の海や山の解説の金属プレートがあり、空
気の透明度が高くないため解説を見て、ああたぶんこれはこれかなとわかりま
す。

 つぎに陶芸館にはいりました。こちらはひとけが無く、展示品が盗難にあわ
ないかとよけいな心配をしてしまいます。トイレをすまし次の目標の検討会を
ひらき海の時空館や野田阪神近くの近代建築の孔官堂が候補にあがりましたが
最終的に、ひさしぶりに安治川トンネルに行こうということになり15時05
分のバスで西九条へ。

 西九条から東に歩き、いつも変わらないたたずまいの安治川トンネルに着き
ました。降りるのも上がるのもエレベーターではおもしろくないので、「降り
るときエレベーター、上がるとき階段」と提案したのですが却下され(笑)そ
の逆のだんどりでトンネルを通り抜けました。

 川のむこうがわに抜けたところで、まだしまっている白雪(居酒屋です)を
いちべつし、近くの井上酒店にむかいました。井上酒店というのは、都文研の
メンバーである國本さんの主催する異人町会議の元会員の井上さんのお店です。
 レゲーの音楽が流れる立ち飲みをやっていて、建築以外にもたいへんな音楽
ファンでもあります。

 井上酒店で小休止したあと、九条商店街を東へ。
 去年はあったはずのカフェが消えていていました。
更に東へ。途中買い食いタイムとなり、アイスリンを買いました。ぼくはバニ
ラで、山田さん柏原さんはミックス。アイスクリンのとなりではホルモンを鉄
板で焼いていました。

 地下鉄九条から弁天町へ移動。弁天町バスターミナルで南港行きをさがすも
待ち時間が長すぎるので、すでにとまっていた別のバスで大正橋へ移動。大正
駅前のタカラブネで、嘉さんはシューアイスを多い目に買い参加者にふるまっ
てくれました。タカラブネはつぶれたものと思っていました。
うちの近くの都島店はすでに無くなってありません。
 そして大正駅前から北加賀屋を通るバスに乗り換えました。「千本松大橋を
渡る」のが目的です。

バスは千本松大橋を渡るために螺旋状に高みへと登っていきなにやら市バスで
はなく、地方で観光バスにでも乗っているかのようでした。橋を渡りきったあ
との最初のバス停で、折り畳み自転車をもった男性がのりこんで来ました。い
つもウォッチングの途中で魔法のようにあらわれる、三原さんそのひとでした
。奇跡の人と呼びましょう!!

 合流した三原さんを加え6名となったわれわれは、北加賀屋で地下鉄にに乗
り換え総会会場へ向かいました。北浜で降りて、あたらしくなった中央公会堂
へ。10分遅れで無事に到着。今回、一日乗車券は大活躍でした。地下鉄の改
札を通るとき、乗車券のうらには駅名、時刻が記入されるので、それが増えて
いくのがなんとなく楽しくて、
これは得をしたと喜ぶ大阪人そのものの発想かもしれません。(報告 澤居大
三郎・会員)








 
編集・発行:大阪都市文化研究会事務局