確認をする勇気もなく、さりげなく友人に気付かれぬよう、右足を道路にこすり付けながら歩いた。振り向くとそこには茶色の太い線が付いていた。間違いない、やってしまった。。。
治安がいいとは言えないマラガでは、引ったくりなどの話はよく聞くが、それよりもずっと身近に、恐ろしい危険が迫っている。
犬のフンだ。10Mに一つはあると思われるこの危険物をよけて歩かなければ、いっぱしのマラゲーニャ(マラガ人)とは言えない。
マラガのみならず、ヨーロッパでは、犬の糞は飼い主が始末するというモラルはもち合わせていない。したがって、どんなに美しい、歴史建築物がある場所でも、必ずこのフンの存在を忘れて歩いてはならない。後悔するのは自分だ。
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