"MASK de NANG-KING the hero"
SECOND REPORT
みんなのヒーロー、ハロウィン仮面。
いつも困った人々を何となく救っては、何かを思い出したかのように南北線のかなたへと消えてゆく。
そんな彼の姿を、我々はなかなか見ることが出来ません。
今日も今日とて、我々ＭＭＲ（まじっすか松本左京リサーチ）。
隊員総出で左京の形態模写に挑戦していたところ、
「某所にて、ハロウィン仮面が殺人スウィングに磨きをかけている」との情報を入手。
「これは急がなくては！」とばかりに、我々は早速ＭＭＲユニフォーム
（各自お気に入りのパーティードレス）に着替え出動。
ＭＭＲ自慢の愛機、「山手線」をフルスロットルでかっ飛ばし、大塚の某所に到着。
ところが、情報が確かならば１０時半にはこの場所に現れるはずなのに、
一向に現れる気配はなし。
「しまった。ガセを掴まされたか。」
我々は意気消沈して、基地へ戻ろうとしたところ１２時半をまわろうかというその時、一人の男の影が。
あの風格、間違いなくハロウィン仮面その人です。
我々は慌てて物陰に隠れ、ハロウィン仮面の動向を静かに観察。
ハロウィン仮面との間に距離があり、詳しい動きを察知する事が困難でしたが、
どうやらバトルスタイルへとフォームチェンジしているようです。
細かくは知れませんが、グレーと紺に身を固めたいでたち。
前回の遭遇とは若干の違いはあるものの、今回もドラゴンフォームのようです。
どこかで見た事がある気がするのは、たぶん気のせいでしょう。
暫くするとハロウィン仮面、やおら立ち上がり「ハロウィン・サムズ・アップ」を発動。
手に持っていた袋から謎の棒
（後に、この棒が「ハロウィン・テイスティ・スティック(和訳：ハロウィンうまい棒）」である事が判明。）
を取り出すと、なんとも驚くべき行動を取ったのでした。
その時の様子を、２代目専属カメラマンが動画にて入手。
恐らくは世界初のスクープ映像でしょう。どうぞご覧下さい。
（大塚某所にて撮影。使用機材：デラックス内偵用ビデオカメラ「霊波光線Ｋイチローアドバンス」）
＊注 動画ファイル（＊.avi）を展開できる環境でご覧下さい。
ハロウィン・エレガント・スウィング
ハロウィン仮面はその棒を、鬼をも殺さんとばかりにフルスイング。
その棒から繰り出される風圧で木立ちは揺れ、天地はきしみ、遠くで子供たちの泣き叫ぶ声が。
もちろん、我々もその威力を体感。ドレスのスカートがめくれあがるのを抑えるので必死でした。
「イヤーン」「まいっちんぐ」などの声がこだまする、まさに阿鼻叫喚の光景。
約３時間ほど、乙女としての恥じらいに気を取られていると、いつのまにかハロウィン仮面の姿がありませんでした。
「がっ、しまった！！」
慌てて、先ほどまでハロウィン仮面がスウィングをしていた場所へ駆けつけてみると、
その地面は深くえぐれており、ボヤ騒ぎでも起きたような焦げ臭い匂いが充満しています。
その４メートルほどえぐられた地面をよく見ると、そこには７０万年前の遺跡とともに謎の紙切れのようなものが。
我々はその紙切れを拾い上げ、確かめるとこのようなものでした。
謎の紙切れ
おや？どこかで見た事があるような気が。
我々はこの紙切れを持ち帰り、詳細について分析を開始する事にしました。
ひょっとしたらハロウィン仮面についての謎が明かされるかもしれません。
７０万年前の遺跡に関しては無視。
調査報告まとめ：
・ハロウィン仮面は大塚にも出没
・やはり技の基本形「ハロウィン・サムズ・アップ」
・「うまい棒」から繰り出す「ハロウィン・エレガント・スウィング」
・スカートがめくれちゃう
・ハロウィン仮面の去った跡には謎の紙切れ
ハロウィン仮面に関する情報求む！
・ゴーグルの現物（レプリカ可）映像
・正体に関する情報
などなど、お待ちしています！！
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